【仙台】伊達政宗が描いた寺社六芒星を巡る~愛宕神社編~
大崎八幡宮、榴岡天満宮、青葉神社、愛宕神社、仙台東照宮、そして仙台城址(または宮城縣護國神社)を地図上で結ぶと六芒星になるという例のアレ。そう、城下町を守るために伊達政宗があえて六芒星の形に寺社を配置して結界を張っていた…というやつです。
400年も前にそんな計算し尽くして寺社を配置していたのか…!?と思うと政宗様マジパねえっすね。ちなみに本日5/24は旧暦で政宗様の命日らしいです。
なんか京都の六芒星の話がTLで出てたけど、仙台もなるんだよね。4年くらい前に実際に回って作ってみた画像がこれ。青葉神社・大崎八幡宮・仙台東照宮・青葉城址・榴ヶ岡天満宮・愛宕神社の6つを結ぶ。そして中心に国分町芭蕉の辻。 pic.twitter.com/dMvJP0HvbI
— tk_nz@仙台 (@tk_nz) 2014年5月12日
どうして六芒星なの?陰陽師って五芒星じゃないの?五芒星じゃだめなの?…などなど、 六芒星に関する詳しい解説は、有識者の方におまかせするとして…
せっかく仙台に暮らしているので、この六芒星を巡ってみよう!と思いゆるゆる書き進めて行こうかと思います。
とはいえ大崎八幡、東照宮、榴岡天満宮はよく行く場所。青葉神社も何回か参拝済み。というわけで、今回はいままで行ったことのない「愛宕神社」に行ってきました。
アクセス:愛宕橋駅から徒歩8分
愛宕神社は愛宕橋駅から徒歩8分。駅出口をでたら信号を渡って、愛宕橋沿いにまっすぐ進む。すると二股に道が分かれるので、右手の坂道の方を登ります。右手に老人ホームっぽい建物があったのでそれを目印にまっすぐ。するとこの鳥居に出会います。
とはいえ、この鳥居はまだ序の口。本殿に辿り着くには
階段の総数は数えていませんが、まあまあな距離があります。ちなみにこのコンクリ坂が終わったあとに石段があります。
亀岡八幡宮の階段もなかなかな距離がありましたが、こちらも結構な段数がありました。ヒイ。。。亀岡八幡宮の2/3ぐらいあるかな?って思って調べたら、愛宕神社の階段は202段以上あるらしいとのこと。亀岡八幡宮が365段なので、まあまあ妥当な感覚ですかね。。。
写真を取りながらゆっくりゆっくり、10分ほどかけて上りました。途中に立派な廃墟があったんだけど、あれはなんだったんだろう。
ちなみに、青葉神社や覚範寺の石段の途中にも立派な廃屋があります。なんで神社の参拝路には廃屋があるんだ・・・・???
山頂へ到着
愛宕神社には日本最大の烏天狗像が祀られているそうで。思わず「ハイキュー!!」と思いましたがどうでしょうか。烏野高校よ。。。ちなみに烏天狗像はマジでデカかったのですが、暗くて写真にうまく写りませんでした。是非あなたの目でお確かめください(良いこと言った風)
敷地内には愛宕神社の他にもいくつかの神社があって、安産の神様とか受験の神様とかが祀られているっぽいです。
参拝
二礼二拍手一礼にて参拝。狛犬の表情がゆるくて、なんだかキュートでした。
おみくじはセルフサービス。すぐ近くに社務所があって巫女さんや宮司さん?がウロウロしてたんですが、宮司さんが「おい!ここ開けっ放しじゃだめだよ!ヘビ入ってくるよ!ヘビ!!」って巫女さんに注意してるのが丸聞こえ。「えっヘビ出るの怖い…」と思いビクビクしながらおみくじを引きました。
結果は末吉。「ほーん末吉・・・・末吉ってめっちゃ下じゃん!?」としょんぼりしながらおみくじを読むと、「この結果が悪いと思ったり、次はもっと良い結果が欲しいという方は結んでお帰りください」とのこと。しこしこ結んで帰る・・・・のですが、この結んだ末吉が10分後に即ご利益を持ってきたんですよね。それはまた次のお話にしようと思うのですが。
絶景が見える名所
で、こちらの愛宕神社。山上にあるということでかなり景色の良い、隠れたビュースポット。
神社の隣にこんな見晴らし台があるんです!しかも屋根・ベンチ付き。
そしてそこからの景色はというと…
なんかあれですよ!「仙台といえばこのイメージ!」みたいな町並みがここに!ここから!!なんかフリー素材みたいなやつ!!!
めちゃくちゃ景色が良くて、風も涼しくて気持ちよくて、「ええ~~めっちゃいいトコじゃんこの神社。。。なんで今まで知らなかったんだろう」って思いました。ほんといいとこです、うん。しいていうならあの階段さえなければ。うん。
※ちなみに階段じゃなくて車道用の坂道もあります。どっちにしろ登るけど。。。
神社はいつも決まったところばっかり行ってたので、こうしていろいろな神社を回ってみると発見があって面白いですね。本当に景色が良くて清々しい気分になれるところです。
軍艦愛宕の鎮魂碑
一つこぼれ話を。さきほどの「いくつか他の神社がある」という中に、軍艦愛宕の慰霊碑と、その戦没者をお祭りしている神社があります。ぱんぱかぱーん。
「日夜寝食を共にした戦友がいまだに南溟の海底に眠るを思うとき…」という文章が印象的で、思わず写真を撮ってしまいました。「南溟」とは”はるか南方にひろがる海”のことだそう。
調べてみると重巡愛宕は「栗田艦隊の旗艦としてレイテ湾に向かう途上、米潜水艦ダーターの魚雷が右舷に4本命中、沈没。」今で言うフィリピンのパラワン島という島の付近にて眠っているようです。(参考→軍艦たちの眠る場所 - Google マイマップ)
進水、1930年6月16日
最期、1944年10月23日戦没。
岸波が529名、朝霜が171名を救助した。愛宕は6時53分に転覆、沈没し機関長の堂免敬造中佐以下360名が戦死した
本当に、戦争のない未来を作っていきたいものです。
そしてもし、秘書官愛宕の提督が仙台にいらっしゃることがございましたら、ぜひこちらに!景色も良いので本当におすすめですよ!愛宕と仙台の街を眺めませんか!?
神社の奥には…
さて、見晴らし台を降りてちょっと辺りを見回すと、何やら神社の奥に続く道が。
「他にも神社があるのかな?」と思い進んでみると、鬱蒼と茂る森の中に一つの看板が…
う…丑寅虚空蔵尊!?
こちらがなかなかおもしろいディープスポット&愛宕神社を超える絶景スポットだったのですが、その話はまた後日。。。お疲れさまでした!