シェフの気まぐれクリームソーダ

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【北海道・小樽】北一ホールで世界一美しいクリームソーダを飲む

もう何年前の話だよ、とは思いますけど、そういや北海道旅行のこと全然まとめてなかったのでこれからまとめていきます。北海道は飯が美味しくて最高だった、また行きたい。何回でも行きたい。誰か本気で北海道旅行付き合ってくれませんか??来年のGWあたりで……。

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小樽はいいとこだったぞい

さて、最初は小樽のレトロ喫茶店「北一ホール」で世界一美しいクリームソーダを飲んだ話。

★小樽へGO

小樽を訪れたのはGWの中頃、5月の初めでした。札幌は桜が満開だったんだけど、小樽は海沿いということもあってやっぱりちょっと寒い!笑 夕方は上着が必須でした。

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提灯が目印のお店です

んで、小樽に行ったら絶対に行っておきたいお洒落な喫茶店がこちら。北一ホール。

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入り口からムードがある

北一硝子」という、小樽で有名なガラス細工のお店に併設された喫茶店です。

そもそも北一硝子は、1901年に石油ランプの製造を始めたことから始まったそう。つまりこの2019年…令和の時代までに100年以上の歴史を持つわけで、とんでもな老舗企業なわけですね。現在はランプに限らずさまざまなガラス細工を展開しているとのことでした。それがお店でも販売されています。

★167個のランプが並ぶ店内

こちらがお店の写真なのですが……私はお店に入った瞬間、感動のあまり「ふわあー……!!」と声が出てしまいました。

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!!!

このお店のすごいところが、店内の明かりが電気ではなくすべてランプ(火)であること。その数、なんと167個。天井のシャンデリアもすべてランプなんですって。パチモンじゃないですよ!?全部ガラス製のランプなんです。

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1個1個、ランプの明かりになっている

ついったーでは一時期「ランプの宿」なんてものが流行りましたが、ここはいわば「ランプの喫茶店」なわけですね。

★魔法のランプと冷めたカプチーノ

写真ではなかなか伝わらないのですが、167個のガラスランプの灯が揺れる様は圧巻。

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仄暗く、でも温かい

暖かな焔によって映し出される影と、ランプの匂いが幻想的で、ここが現実とは思えなくて。揺れる火をしばらくぼーっと眺めていれば、フロアの隅で本を畳む音が聞こえたり、アイスコーヒーの氷の音が聞こえたり。ううん、映画や童話の世界みたいだ……。ロリータやゴスファッションをしてコーヒーカップを傾けるなどしてみたいものですね。

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ちなみにこれが注文カウンター

お店の中には立派なピアノもありました。時間や曜日によってピアノの生演奏が行われるそうです。スタインウェイのピアノ、というらしいのだけど私は楽器方面一切無知なのでどれだけすごいのか解説できませんすみません。

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壁際も美しい

ちなみにこの明かり、毎日手作業で火をともしているそう。点灯作業は毎日8:45からで、開店と同時に入れば点灯作業を見学することもできるんだとか。うーん、見たい。撮影したい…!!!

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シャンデリアです

シャンデリアはすべての火を灯してから、天井に釣り上げるんですって。なにそれオペラ座の怪人じゃん…!!!ああ愛しいクリスティーーーヌッ!!!(デーーーー↑デ↓デ↓デ↓デ↓デーーーー↑)

★麗しのクリームソーダを注文

北一ホールのおすすめメニューは、小樽らしいにしんそばや海鮮丼など。いやこの素敵空間でガッツリ飯かよ…!?と思わなくもないですが、海鮮丼はたしかに美味しそうだった。ぐう。

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サンプルがありました

今回はお昼を食べたあとだったので、クリームソーダを注文。

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緑が濃い目でおいしそう

こちらのクリームソーダはゆるやかなフォルムのグラスにソフトクリームが載せられたもの。クリームソーダといえばアイスクリームのイメージが強いけど、クリーミーなバニラソフトを溶かしながら食べるのもまた良き。有名ドコロだと、コメダ珈琲のクリームソーダはバニラソフトですよね!

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現実はこの100倍ロマンチックだった

クリームソーダだけでも映えるのに、その背景がランプの喫茶店となると……もう写真を撮る手が止まらないんだな。めっちゃエモ。

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ただ明るさの調整が難しい

ちなみにクリームソーダは甘くて冷たくて定番の味でおいしかったです。北海道だからか、ソフトクリームがやたらおいしかったきがする。さすが乳製品の王国……。

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ランプの火って、すごく癒やされる

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壁際のランプはまた違う形。見比べてみるのも面白い

ここは建物自体も面白くて、天井の枠組みや壁の本棚をずっと眺めて楽しむことが出来ました。あれだな、ハリポタの世界観に近い気もする。写真取るのはもちろん、まったりとした空気を味わうのが最高に楽しかったです。本物の炎って、ずっとゆらゆらしていて、飽きずに眺めていられるものだねえ。

この他にも小樽はレトロでおしゃれな喫茶店がたくさんあったので、やっぱりやっぱりもう一度行きたい…!!