【米津玄師】fogbound2017@仙台サンプラザを見に行った感想
あの日の感動を手にとって思い出すための覚え書き。多大なるネタバレ・演出バレも含むのでライブにこれから参戦する方は閲覧を控えてください。あと個人的な考察や感情も多々含まれるので「こいつはこんな風に感じたんだな」程度で抑えていただければ幸いです。
まずセトリから
1.fogbound
2.砂の惑星
3.ナンバーナイン
4.飛燕
5.春雷
6.かいじゅうのマーチ
7.アイネクライネ
8.orion
9.LOSER
10.ゴーゴー幽霊船
11.爱丽丝
12.ドーナツホール
13.ピースサイン
14.Nighthawks
15.love
16.打上花火
17.Moonlight
18.灰色と青
(アンコール)
19.ゆめくいしょうじょ
20.Neighbourhood
19:00 開演
米津さんはシンプルな白Tシャツで登場。ズボンの色は淡いベージュかグレーだと思うんだけど、席が遠くてよく見えませんでした。仙台サンプラザで行ったこの日のライブが、ツアー50本目(アリーナとか除く)という記念すべきライブだったそう。会場からは「おめでとー!」の歓声が飛び交う。
セトリは、全体的に、対になる曲がセットで演奏されたなと思う。
例えば「砂の惑星」から「ナンバーナイン」。前者はPVの通り、砂だらけの惑星が舞台の曲。それに対してナンバーナインの歌詞には「海みたいに 砂は燃えた かつてはここで 人が生きた」という一節があり、個人的にはどうしてもこの2曲につながりを感じている。リリース順的にはナンバーナイン→砂の惑星なんだけど、まあその辺は気にしない。
fog~春雷
最初からfog来るかー!と思ってたけど、そこに砂の惑星とナンバーナインを畳み掛けられたらもうひとたまりもない。ナンバーナインの前奏始まったところで涙がボロボロ出て止まりませんでした。
砂の惑星はライブらしい、熱のある声量で歌い上げてくれた。会場が一気に魅了されたと思う。もうね、最初からクライマックスだぜ!とはこのこと。米津さん(ハチさん)の曲の中でも砂の惑星はひときわ考察が盛り上がった曲で、私も色々考えたんだけど、そんな考察とか取っ払ってただひたすらに格好良い曲だなと思った。
「イェーイ この日はサンゴーズダウン」のイエーイでは思いっきり手を振り上げた。
さらに飛燕→春雷。これはどちらもタイトルから春をイメージさせる曲で、BOOTLEGの中でもやはり対になっているというか、セットで聞きたい曲だなと思う。演出は飛燕のときはグリーン、春雷はピンクがメインでした。緑色に満たされたステージを見ながら飛燕を聞いていると、5月の新緑と青空の間を縫うようにして飛ぶツバメの姿が見えるようでした。
春雷はライブの直前にMVが公開されたんだけど、時間がなくてチェックできず。あの配色は、やはりMVをイメージした演出だったのだろうか。
かいじゅうのマーチ~orion
かいじゅうのマーチとアイネクライネ。これも続けて聞くと、アンサーソングというわけではないけど、なんとなく連続したストーリーを思い描いてしまうから不思議。かいじゅうのマーチのような思い出を抱えて成長した少年少女が出会い、アイネクライネのようなもどかしい恋模様を描くのかな、などと。
そしてorion。青背景に白い星が散りばめられた演出で、会場は一転して夜空に沈む。プラネタリウムのように。orionは3月のライオンのエンディングで、個人的にもすごく好きな曲なので聞けて嬉しかった。「神様 どうかどうか声を聴かせて」の部分で3月のライオンの零くんを思い出してやっぱり泣いた。すごく被る。
MC(1回目)
ここでMCが入りまして一段落。なんかね、米津さん去年のはうると全然雰囲気が違った。去年のハウルはキッパリしているというか、一貫してクールな姿勢を崩さない感じが(個人的に)あったんだけど、fogはもう最初からドッカンドッカンで米津さんからとんでもない熱量を感じた。わたし、結構後ろの席にいたのに肩で息してる。すごい。興奮がすごい。
MCでは「毎日めんどくせぇなめんどくせぇなと思うことばかりだけど、こういう(ライブみたいに)自分の歌と観客の声で美しい空間を作っていけることはすごく楽しいから、やっぱ止めらんない」みたいなことを言ってた気が…する…ごめん他の部分のMCと話混ざっているかも。
とにかく言い方が「めんどくさい」じゃなくて「めんどくせぇな」なのが米津さんらしいなと、個人的にキュンキュン。米津さんを見ていると、私はここで何をしてるんだろうといつも自分を責めてしまう。何でも中途半端で真面目系不真面目だからな。「めんどくせぇな」と思えば可能な限り逃げるし手を抜くし。でも米津さんはその「めんどくせぇな」から逃げないから、あんなにカッコイイのかなあ。
で、そのMCでは仙台ライブ50本目だし盛り上げていこうぜ~みたいな感じで
「盛り上がっていけますかー!」
「おー!」
「盛り上がっていけますかー!」
「おー!」
「いけるかー!」
「おおー!!」
「OK, LOOSER!!!」→LOOSER前奏入り
という入り方でめちゃめちゃしびれた。オムツはいていくべきだったわ(※チビっては無いです)
さらにゴーゴー幽霊船を畳み掛けてくるのでもうね、会場のテンションは最高潮。やはりアルバムツアーだからアルバムの曲ばかりなのかなと(最初は)思っていたんだけど、ゴーゴー幽霊船やってくれるとは思わなくてすごく嬉しかった。演出もモノクロトーンで、あのMVの雰囲気があった。
「さ さ さ さ 三千年の恨み放て」では手がちぎれるほど振り上げた。たぶん前列の何人かは振りちぎれていたと思う。
あと、ゴーゴー幽霊船の最後だと思うんだけど、米津さんが曲歌い上げた最後に低い悪魔のような声で「HAHAHA」って囁いたのがすげー良かった。しびれた。どっから出るんだあの声。すげー良かったんだけどもしかしたらゴーゴー幽霊船じゃなかったかも。ごめん記憶があやふやです。
爱丽丝~love
で、ここからはブラックな雰囲気というか、米津さんらしい曲の爱丽丝→ドーナツホール。去年のPITでもドーナツホールとアイネクライネやってくれたんだけど、今年もやってくれるとは……!
最後のサビの「この胸に空いた穴が今 あなたを~」の部分で会場が静まり返って空気がギュンッと引き締まったのを感じた。良い意味で鳥肌モノ。
あ、ピースサインではピースサインを掲げすぎて絶賛筋肉痛になりました。
わたし、ピースサインの初回限定盤についてたリングをバッチリ嵌めていったんだよ~~~米津さんまで届いたかなぁ……。
それで、XX(あえて伏せます)の曲ではいきなりスクリーンが降りてくる。
何?と思ったら、そこに映像が投射される。アニメーションだった。あれは誰が書いているのかな…と思ったらフォロワーさんから「People in the boxのMVも手がける加藤隆さんが演出にも関わってる」という情報をいただいたので、その人が手掛けたのかも……。曲にぴったりの映像で、寂しさと優しさを編み上げたようなアニメーションはとても良かった。でもゾウが飛んでいるところでなんだか笑ってしまった。ちょっとジブリと言うか、もののけというか、スケールの大きなお話でしたね。
打上花火~灰色と青
再びライトが落ちて、会場は暗くなる。微かに虫の音が聞こえる。それがだんだんと近づいてくる。bootlegに収録された米津さんバージョンの「打上花火」が始まった。
AOKOさんとのコラボも良かったけど、私はやっぱり米津さんVer.の「お盆休みが終わる日の夏祭り」みたいな寂しさが好きだ。ドーナツホールなんかとは違って、しっとりと情感たっぷりに歌い上げる声は、金魚鉢に映り込んだ夜みたいにどこまでも透明で、ホールの隅々まで花火が染み込んでいった。
そこからはずっとしっとりモードでMoonlight、灰色と青で一旦〆。
灰色と青、米津さんがフルで歌うのを初めて聞いたんだけど、すごく素敵だった。でも菅田将暉くんパートのところは少し声がくぐもるというか、なんというか……米津さんなりに歌い分けているのかな、みたいな感じがした。その(私が勝手に感じた歌い分け)部分に、「ああ、灰色と青は菅田くんと作り上げた曲なんだなあ」ということを改めて認識した。ぜひ…次のライブでは特別ゲストで……!!!
MCとアンコール
一応ここで〆るのだけど、もちろんアンコール。その前にメンバー紹介とMCです。
まあ仙台のライブでは恒例といいますか、
米津さん&中ちゃん「仙台といえばずんだ餅と牛タンだよね」という話。
(※以下、うろ覚えなので米津さんと中ちゃんの発言が入れ替わってるーー!?かもしれません)
中ちゃん「去年仙台来たときも食べたわ」
米津さん「ずんだ餅シェイク!あれすごいうまいよね」
観客「ず・ん・だ・シェイクだよ!(餅はいらないよ!)」
米津さん&中ちゃん「あれwそうなんだ?w」
米津さん「おいしいけどボリュームすごいよね。俺三口で『もうたくさん』ってなった」
中ちゃん「まるで餅が入ってるようなボリュームだよね」
米津さん「そうそうww他になんか仙台で、最近ヒットした商品とか無いの?」
観客「はらこ飯!」
米津さん「は?たらこ飯?」
「は!ら!こ!」
米津さん「は、はらこ???」
観客「ひょうたん揚げ!!」
その他の観客「お、おお…!!!(謎の感動と同意と賞賛の拍手)」
米津さん「は? おったまげ?」←おったまげってw
観客一同「ひょうたん揚げーーー!!!!」
米津さん「ひょうたん?ひょうたんねwおったまげーにしか聞こえなかったw」
…という感じで、仙台らしく非常にほのぼのとして和やかな時間を過ごせました。
「へえ、ひょうたん揚げか。明日食べてみようかな」って言ってたんだけど、なにそれめっちゃウオッチしたい。。。。ひょうたん揚げ買う米津さんが見だいよぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛
fregrantedolive.hatenablog.com
それ以前にずんだシェイク飲んでる米津さんめっちゃレアじゃないですかもう……写真ください……。
まとめ
もうこの先これ以上尊敬して愛せるアーティストに出会えないだろうな、と本気で思った。ライブはすごく楽しくて、でもほぼずっと感動と嬉しさで泣いていた。はうるのときよりもノリノリでやる気ガンガンで最初からクライマックスな米津さんのfogbound@仙台、本当に楽しかったです!!!ガチャガチャで交換に応じてくれた方たちもありがとうございましたm(_ _)m
ああ、本当に幸せだし本当に好きだなあ……次のライブも絶対行きたい。チケ取り頑張る!!!
おまけ・物販の話
仙台会場の物販は13:30~だったんだけど、私は10:30ごろに並びました。それでも前から4列整列して20メートルぐらい……の位置にいたかな。去年のはうるはそうそうにトートバッグとパーカーが売り切れていたけど、今年は結構余裕だったね。売り切れはあんまり出なかったようだけど、どうだったんでしょう?
私はパーカー(黒)とタオルとパスケースとmajogariトート買ったんだけど、トートが馬鹿みたいにでかすぎる(笑)(笑)(笑)これどこに使うんだよ~~~~!!!と思ったけど買ったグッズ入れるためかな・・・・?私ははうるのときのバッグ持っていったんだけどね。
あ、そういえば物販ではいくら買っても袋もらえないので注意してください!大きめのトート(はうるの物販で売ってたトートがベストサイズ☆)持っていくと便利だよ~。