仙台の古き良き古書堂がまたひとつ、閉店するようです。
今回紹介するのは一番町通りにある「熊谷書店」さん。サンモール一番町を抜けた先、東北大学片平キャンパスにも隣接する通りに店を構える古書堂です。
あの大日如来の近くですね。
fregrantedolive.hatenablog.com
昔からこの通りは古本屋が多く、最盛期には20軒以上の本屋が軒を連ねていたとの話。(参考:わめぞblog様)
現在は「ぼおぶら屋古書店」「昭文堂書店」「熊谷書店」の3軒が残っていたのですが、熊谷書店が2017年9月30日を以て閉店するようです。
古書店街で唯一となる昭文堂書店の店主斎藤鄭(あつし)さん(71)によると、1980〜90年代にかけ、県内の古書店は147軒あったが、2016年には33軒にまで減ったという。
みやラボのサイトには「100年以上、明治の末から古書全般を販売しております。古書を手に取ってお探しになりたい方は、ぜひご来店ください。お待ちしております。」とのコメントが。明治時代から続いていた古本屋のようです。すごい歴史だ。
閉店までは衝撃の70%OFFセール開催中。どういうことだってばよ
70%OFF???????
1000円の本が300円で買えちゃうぞい。
私が訪れた日は昼前にも関わらず、古本を見定め山のように購入していく人でいっぱいでした。でも山のように買っても「はい、840円ね」とかってすごい破格の値段……!!!!!!
2017年9月30日までです!!!見逃すなよ!!!!!
取り扱っているジャンルは幅広く、美術や政治、小説に新書、歴史書などさまざま。映画のパンフレット(どれでも100円)なんかもありました。新書は新品同様に新しくてきれいなものも多かったです。(うーん、とんぺー生が講義の参考書として買って売ったのかな……)
熊谷書店は地下にも店舗があるのでお見逃しなく。私はこの日地下まで見て回れなかったので近々リベンジする所存です。
なんだか地下店舗ってワクワクする。秘蔵の書とか死者の書とかヴォイニッチ手稿なんかが隠されているに違いない。こんなワクワクする本屋なのに、なくなってしまうのは残念ですね……(´・ω・`)大学がこっちだったら通えたかな……。
ちなみに私は「性愛の本」みたいなやつがめっちゃ面白そう買おうと思ったんだけど家族に見つかるとヤバイのでそっと棚に戻しました……いやリベンジ……リベンジするから……。
近いうちに仙台に来る人はぜひぜひ寄ってみてほしいです、良い本との出会いがありますように。
仙台市青葉区一番町1-5-10
近江・熊谷ビル1F・B1F
11:30~18:30
※営業時間が変動する場合あり。