2016年5月18日付の河北新報に、こんな投書が載った。
「駅の美術作品 再び照明を」という題。80代の男性によるものだった。
彼がいうには、仙台駅や地下鉄には素晴らしい美術作品がたくさんある、とのこと。
例えば勾当台公園駅の『創造の杜』、広瀬通駅の『星空のプロムナード』。そしてJR仙台駅と地下鉄仙台駅をつなぐ地下通路にある『ふるさとの四季』。
ただ、『ふるさとの四季』だけが「節電のため」という名目で照明が落とされている。せっかく美しい作品なのに、暗いため歩行者がそれに気付くことがない。東西線の通路はあんなに明るいのにアンバランスではないか?ぜひ照明を復活させてほしい、との内容だった。
確かに、広瀬通駅の星空のやつは綺麗。創造の杜はもなんとなく思い当たる。だけど、『ふるさとの四季』ってなんだ?あそこに絵なんてあったっけ?と思った。
*
その二日後、たまたま駅前を通る用事があったので地下通路を通ることにした。
そしたら、地下通路の壁面がこんなに綺麗に照らされていた。
おおおおおおおお
びっくりして、思わず足を止めてしまった。これが『ふるさとの四季』だったらしい。
道行く人々は気付いてないのか、興味ないのか、みんな通りすぎてしまっていたけど。
ここにこんな絵があったんだ!?と私はびっくり。ほげぇ。
あの投書を受けてのアクションなのか、たまたまなのかはわからないけど、恐らく前者でしょう。
七夕や恐らく広瀬川の桜?など、宮城の四季が鮮やかに描かれた絵画を、これまた色とりどりのライトが照らしている。
急いでいるとうっかり通りすぎてしまうけど、とても綺麗なので、
もし仙台駅の地下通路を通るときは是非見てみてください。
ていうか仙台駅?仙台市交通?対応早いねびっくりしたよ。

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