あの日の星空をもう一度。311「星空とともに」を見てきた
仙台市天文台プラネタリウムにて、「星空とともに」というプログラムが無料で見られるというので見てきた。(以下内容のネタバレ有りです)
311の日の星空を再現したという映像。あの日の仙台は停電ですべての光が消えていて、夜空の星星がくっきり見えたそうです。
2012年に制作されたこのプログラム、毎年放映されてたらしいのだけどなかなか都合がつかず……。今回ようやく見に行くことができました。
番組は仙台市天文台(同市青葉区)が2012年に制作した「星空とともに」(約40分)。地震発生の午後2時46分から日没、そして翌朝、日が昇るまでの空を再現するとともに、街の明かりが消えた空に輝いた星にまつわる被災者16人の言葉を紹介していく。
9時から整理券を配るというので、念のため昼過ぎにもらいました。
実際入場してみると座席はガラガラで……あまり急ぐ必要はなかったかもしれない。
しかも整理券順に入れるわけではなく、開場前に並んだ順に入場なので…
会場より少し前に行って整理券もらって即並んでおけば良さそう。
でも、思ったより人はいました。
私はあの日山形にいて、停電したホテルで一夜を過ごしたんだけど
確かにあの日の星空は、山形でも綺麗だったなあ。
雪が降っていてほんとに凍てつくような夜空だった。
でも、プラネタリウムで見るほどの多くの星は見えませんでした。
「星空とともに」では本当に多くの星が見えて、まるで宇宙を見ているようでびっくりした。仙台でもこんなに星が見えた夜があったんだなあと。
プログラムではあの日の夕方に雪が降ったことも忠実に再現していて、それもすごく綺麗でした。
体験談は、予想よりも穏やかな内容が多くてホッとしました。でもこう、涙がぐわっとくるような話もあるので…涙もろい方はハンカチ必須です。
時折短歌や俳句が紹介されるんだけども
「夜空見て 孫星探す じじとばば」
という句を聞いた瞬間、その情景を思わず想像してしまって泣いてしまった。。。
仙台市天文台では
3月12日(土)、19日(土)、26日(土):17:40-18:20
3月7日(月)、8日(火)、10日(木):14:30-15:10
3月11日(金):14:00-14:40
の日程で放映するそうなので、時間のある方は行ってみたらどうでしょう。
ほんとに綺麗だし、雪の降る演出もとっても素敵だったよ。
宮城だけでなく、他県のプラネタリウムでも放映されているようなので興味がありましたらぜひ。
プラネタリウムの席にはボタンがついてて、簡単なアンケートも行っていました。これ面白いなあ。
最後に愚痴なんだけど、上映後半になったら隣のオッサンのいびきがめちゃめちゃうるさくて感動台無しだったので、暇つぶしに眠りに行くのはやめたほうがいいと思います。あるいは離れた席で一人で寝といてくれ。クソ。