【三重】廃墟”明るい商店街”に行ってきた話
先日↓の工場夜景を見る前に、四日市市に寄りました。
fregrantedolive.hatenablog.com
なんでも「明るいのに明るくない廃墟商店街」があるとの噂をゲットしまして
これは私でも廃墟の写真撮りに行けるんじゃね!!!???と思って行ってきた。
教科書でしか名前を知らなかった四日市。会いに来た。
駅前って普通ホテルとかあるもんだと思うんだけど、四日市駅の前にあったのは葬祭会館でした。ここが人生の終着駅ってか。So cool.
四日市のゆるキャラが実は微塵もユルくない話をもっかい聞いてほしい pic.twitter.com/NGRaDEfroy
— シルバーウィークぎんが (@fregrant_olive) 2015, 9月 22
パパン怖すぎかよ
正確には公式キャラクターであってゆるキャラではないという反論が聞こえるのかもしれないがとにかくこのインパクトはやばい
「パ゛パ゛も゛応゛援゛し゛て゛る゛よ゛」
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葬祭会館を横目に駅を出てすぐに左折。
情報によると駅からすぐのところにその商店街があるらしいが……
あった。
「明るい商店街」・・・・・・
明るい・・・・商店街・・・・・?
微塵も明るくねえ
この看板の下から入るとこんな感じで、一本道が続いている。
途中行きどまったところから左右に道が伸びていて、
全体を俯瞰するとおそらくT字路みたいな構造。
商店街を織りなす建物は左右両側とも同じ高さ。
低い3階建てなのかな。天井は結構高い。
木枠から差し込む日光が良い感じ。
建物はALL木造。なんだこの微妙な二階構造。
プチ渡り廊下にでもしているんだろうか。
ほとんどの建物がおそらく休業、あるいは閉店中。
中には取り壊し中の建物もあったし、ブルーシートで塞がれてる物件も。
「いらっしゃいませ」の歓迎を打ち消す「危険」「頭上注意」がイイ感じのミスマッチ。
私が思うに廃墟の醍醐味は、例えばこの写真みたいに過去のメッセージとそれを塗りつぶすように上書きされていく現代のルールとか、遺物の生活感と寂れていく建物とか、一定の時代とさらにその前の時代の空気が地層みたいに積み重なって、ときどきぶつかり合って矛盾を生むところにあるのだと思う、その場所の歴史をミルフィーユのように薄く薄く積み重ねて、そこを一枚の写真で切り取ったときに、フォークで刺すような形になって、その場所の空気や思い出がカスタードクリームみたいにむにゅっと溢れ出てくる感じ。
よくわからないかな。わからないね。
とにかく気軽に(?)行けて気軽に入れて、ちょっと崩落が怖いけれどいいところでした。
ちなみに営業中のお店もあるようなので、節度を守って行動しましょうって感じ。
わたしも歩いて写真を撮るだけに留めました。
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近くには懐かしいお米の自販機も。いまはもはや珍しい。
使えるのかな。手持ちがないしお米を持って歩くわけにもいかないので試さなかったけど。
硬貨投入口がふさがれていなかった気がするので、現役なのかも。
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ついでにいうと商店街近くはザブングルの加藤さんの出身地だそうです。
へぇ~。(1へえ)