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何も気の利いたことは言えない。コミュ障。水族館ジャンキーが綴る水族館の話やB級スポットの話や仙台中心のおいしいごはんの話。明るいときは明るいままに、うすぐらいときはうすぐらいままに。ドライアイと肩こり腰痛金欠に悩む人間。

救急車のアナウンスについて思うことの話

日記 思索

救急車のアナウンスを聞くたびに思うんだけど

あれ、救急なのにぜんぜん緊迫してる感じないよね。

「進路を譲ってください」「道を開けてください」みたいなこと言ってるけど

ソレ丁寧語とか使ってる場合か??と思う

 

例えば。

「みちをあけてください」で10文字

これを「道を開けろ!!!」にするだけで6文字になる。

3文字発音するのに1秒かかるとして、前者は言い切るまでに3秒、後者は2秒。

つまり丁寧語じゃないほうが1秒早く、周囲にその意図を伝えられることとなる。

一分一秒を争う救急の現場なら、

その一秒すら貴重に扱い、大事にしてもいいんじゃないかな、とか思う。

流石に「道を開けろ!!!」は乱暴すぎるけど。


とにかく、そんなことを考える理由になったのがこちらのニュースです。

www.nikkei.com

この前、世界一受けたい授業かなんかで紹介されてた話。

気仙沼防災無線のアナウンスが、311以降変わったよって話。

どう変わったかっていうと、「避難してください」が「避難指示!ただちに避難せよ」

みたいな感じにになったらしい。

大津波警報の際に、防災無線で呼び掛ける避難連絡を命令口調に改める動きが東日本大震災被災地で広まっていることが各自治体への取材で分かった。迅速、確実な避難を促すのが狙いだ。岩手、宮城両県の沿岸27市町村のうち、既に4市町が改めたほか、10市町村が見直しを進めている。

 

私はこのアナウンス変更、すごくイイと思う。

第一に、最初に「避難指示」とタイトルを述べていること。

作文を書くときは、タイトルを付けますね。

本にもコラムにも、タイトルはありますね。

タイトルがあることで、人間は「これからこういう話が来るんだな」って心構えができると思うんですよ。

 

言ってしまえば、差し迫った状況で緊急事態の原因なんて、津波でも火事でもなんでもよくて。

何が原因であろうと知ったこっちゃなくて、ただそこのいる人達に知ってほしいのは

「あなた達に命の危険が迫っています」というメッセージタイトルであって。

「火災が発生しました」なら「ふうん、どこで?(遠くなら逃げなくていいか)」と思うかもしれないし

津波が発生しました」なら「へえ、どのくらいの?(低いなら逃げなくていいか)」と思うかもしれない
(火災で警報は出ないだろ、みたいなツッコミは置いといて)

でも、「避難指示」なら「え、何?逃げなきゃやばい事態なの?」っていうことが、一番わかり易いんじゃないかなと思った。

「なんなの?」は分からなくても「ヤバイ状態だ」ってことを伝えるには、この一言が効いているなと思う次第。

 

第二に、丁寧語じゃなく命令形であること。

命令形に少なからず苛立たしさを感じる場合もあると思う。

でも、やっぱり、敬語には緊迫感が足りないと私は思うし、緊迫感を伝えるには、やはり命令形なのだと思う。

「避難してください」よりも「避難せよ」のほうが強制力があるのは確かで。

「な~に上から物言ってんじゃいゴルァ」って思う人もいるかもしれないけど

それほど切迫した事態なんだよってことを伝えているのだしなあ。

 

そこで話を救急車に戻す。

「進路を譲ってください」という救急車のアナウンスの丁寧さには

「お急ぎのところすみません、道を譲っていただいてありがとうございます」

みたいな気持ちがあるのかもしれない

だけど、

イヤイヤ人の命が掛かってるときに、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ、みたいな。

だってそうじゃん。もし私の家族や友達が救急車に運ばれているとしたら、

救急車には一刻も早く病院についてもらいたいし、

「あーはいはいしょうがねえな」みたいな動きで避ける車や人を

いいから早くどけてくれよ」って一心でバールのようなものでぶん殴りたくなると思う。

もちろん、冒頭に書いたような乱暴な言葉じゃいけないのはわかってるけど

救急車も「直ちに道を開けよ」ぐらい、言ってもいいんじゃないかなあ。だめかなぁ。

そういうのだとやっぱり、クレームが来る時代なのかなあ。

 

というわけで個人的には、救急車のアナウンスは

「緊急事態発生!緊急事態発生!救急車が通る!付近の者は直ちに道を開けよ!繰り返す!緊急事態発生!(CV:大塚明夫)」

とかでお願いしたいなあなどと、ぼんやり思っていたのでした。

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