福島の偉人3名の直筆書が見られる!末廣酒造の酒蔵見学!
会津若松に行ったので何か観光しようと思い、末廣酒造に行った。
会津若松に行くのは恐らく高校ぶりX年目である。
会津という街は、パンフやネットで宣伝するわりには寂れた街でがっかりした記憶があるのだが
今回もあまり、賑わっている感じはしなかった。駅前だったからかも知れないが。
末廣酒造に到着
駅から歩いて20分ほど。末廣酒造にたどり着く。
なかなか広いエントランス。酒蔵見学は30分毎に行っているとのこと。売店を見ながら暫し待つ。
見学開始。
荷物が多い人は預かってもらえるサービスも有るらしい。結構動き回るので、身軽な方がよいかもしれない。
最初に末廣酒造の成り立ちや醸造中の酒を見せてもらえる。もともとここでお酒を作っていたが、現在は別工場が生産のメインとなっており、ここでは酒造限定品とオーダーメイド酒の生産のみ行っているそう。自分で仕込みから取り組む、オリジナルの日本酒を作れるそうだ。仕込みのために通う場合もあるらしいので、お近くの人御用達のサービスということだろうか。
次に米の説明。お米って玄米の状態で見ると結構実の成り方が違うんだなあと感じる。
なぜかホールがある。ホールにはピアノがあった。リサイタルでもやるんだろうか。昔の小学校の、小さな体育館のようで、なかなかノスタルジックでよかった。
何故か広間へ
酒蔵見学の後半には大きな広間へ案内された。この広間は明治頃?からある建物だそうで、いろいろな骨董品や歴史的に貴重な品がいくつも並べられている。
野口英世、松平容保、徳川慶喜……福島の歴史を語るに欠かせない3人(?)の書も。これらが一堂に会する場所など、なかなかないと思う。
高羽哲夫のコーナー
最後には映画監督・高羽哲夫のコーナー。「男はつらいよ」「幸福の黄色いハンカチ」などを監督した昭和の映画監督。
彼が愛用したカメラをはじめ、各映画にまつわるエピソードなども展示。ファンにはたまらないコーナーだろう。
これにて、見学は終了し試飲コーナーに移る。冬なので基本的に寒かったけど、夏は涼しくて良いかもしれない。
何より説明してくれる蔵の方がお話し上手で、ときどきぷっと吹き出すようなネタを織り交ぜつつ説明してくれるので非常に興味深く楽しめた。
試飲。
大吟醸は飲みやすくて、お酒が苦手な私でもおいしい!と思った。
しかし午後の回ではすでに小さいサイズが売り切れ……。ここだけの限定品も多かったので、地味に人気なのだろう。
私は持ち帰りやすいサイズの「蕎麦の酒」をチョイス。
日本全国津々浦々、蕎麦の焼酎はあるけれど、蕎麦の「日本酒」というのはここだけらしい。クセがなく飲みやすく、おいしかった。
食品サンプルやミニチュアに弱い人間なので買ってしまった一品。なかなかかわいい。福島の酒蔵それぞれがこういうミニボトルを出してくれたら、それを集めるのも楽しそうだな、などと妄想。
帰りは駅にて福島名物酪農カフェオレを購入。ラーメンを食べそこねたが、良い旅だった。
香りや見た目や瓶、さらに酒の温度までさまざまな角度から楽しめるのが、日本酒の魅力なんだなと知った。(ちょっといい感じにまとめてみた)