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増田で献血の話が盛り上がっていたので私の献血の話

増田で献血の記事がバズっていたところにコメントを残したら、ちょっとスターをもらえたので私が知りうる献血の情報を共有したいと思います。個人的な主観ガンガンありますのでそれを含みおきください。献血ブランクが4,5年ほどあるので、今の事情とは少し異なるかもしれません……。

anond.hatelabo.jp

献血のイラスト

実は私大学2年生の頃まで大の献血好きで、多いときは1年に4回献血してました。注射の針刺しすぎて、今も左腕には注射痕がブツブツ残ってますけどヤバイ人間ではないです。健康な注射痕ですので安心してください。

献血を始めた理由

なんで献血してたかって言うと、まあ手軽に社会貢献できる!っていうのが高校生の私に響いたんですよね。募金するほどお金に余裕なかったし。募金するなら漫画買いたかったし。そこは現金なわけです。仙台には大きな献血ルームもあったしね。

あと、りぼんっ子だった私は森ゆきえ先生の「めだかの学校」という漫画を愛読していたんだけど、

めだかの学校 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)

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 その漫画で森先生が献血サイコー!!!!おやつもらえるしダラダラできるしサイコー!!!!!みんな行こうぜーー!!!」みたいなエッセイを書いてて、幼い頃から密かに「献血ルーム」という場所に憧れを抱いていたのです。詳しくはwiki参照

献血は10分ちょっとで200ml血を抜くだけで、ジュース飲み放題お菓子食べ放題漫画読み放題。仙台ならアエルの眺めのいいフロアでダラダラし放題。すごくないですか?漫喫だったら1時間600円取られるとこですよ?
ってことで16の誕生日を迎えた週の日曜日に、1人でアエル献血ルームに行きました。
……今思うとあの頃から私はお一人様の行動力が高かったな。

そんとき体重は42kgとかだったんだけど、普通に200ml献血できました。その後も高校3年間、大学でも2年間、暇と体力があれば献血に通っていました。だって無料でお菓子食べられるんだもん。いちごオレ飲めるんだもん。

そんな私が行っていた献血ルームは主に3箇所。

仙台駅前アエル

言わずと知れた仙台の献血の聖地。眺めがいい。アクセスもいい。看護師さんも優しい。
漫画のチョイスはちょっと古いけど読み放題。(高橋留美子の『人魚の森』はここで読んだ)
長期休みの時期に献血行くとハーゲンダッツもらえる(学生のみかも?)。
クリスマスとバレンタインにはチョコケーキくれる。
不定期で占いとか色々なイベントやってくれる(主に平日だったけど…)

総合的に優れているノーマルタイプ。献血初心者や献血デートにおすすめ。

献血ルームAOBA

私が高校2年?か3年のときに、仙台に新しくできた献血ルーム
ファッション雑誌やジャンプが揃っててすげー良かった。女医さんが優しい。
献血した後にJohanの焼き立てミニクロワッサン(1人2個まで)が食べられる。待遇が豪華。
託児ルームも揃ってる。トイレ綺麗。休憩タイムの自販機もアエルと格が違う。とにかく豪華。綺麗。新しい。アエルと比べるとブルジョワでモダン。(でもお洒落すぎて当時高校生の私は少し息が詰まった)

洗練されたセンスと最新の設備で献血者の心を刺激するアタッカータイプ。慣れてない人は「献血ってこんなシャレオツなところでやるのか!?」とびっくりするかもしれない。

さくらん献血ルーム

山形の大学に通ってた時代に1度だけ行った。私が行ったときは市民会館?の1階にあったけど、いまは駅前に移転した模様。
小さい、せまい、アットホーム。おやつも漫画も仙台と比べると少なかった、が、
こうの史代先生の『夕凪の街、桜の国』を置いていたことを評価したい。

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

 

 献血ルームって漫画のセンスいいな?東北だけか?
私が行ったときはご褒美にクーリッシュもらった。ハーゲンダッツが良かった。しかも駅前に移転してからはハーゲンダッツもらえるらしい。なんてこった。

アットホームな雰囲気で献血者を優しく包み込んでくれるディフェンスタイプの献血ルームです。

献血って結構待遇に差があるんだと思う

このように、一口に献血ルームと言ってもその規模や対応・待遇はさまざまです。
東京?の献血ルームではカップ麺食えるとか、岩手の献血ルームはおにぎり食えるとかって話も聞きます。

何となくだけど、大都市の献血ルームは快適でご褒美も豪華な傾向があるのではないかと。秋葉の献血ルームなんかは有名よね。

www.tokyo.bc.jrc.or.jp

逆に、イベントや大学に来る献血バスは待遇もあまり良くなかった思い出があって(ご褒美が記念品のティッシュとおまんじゅうのみとか)

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同じ献血なのに、こうも待遇に差が出るのかー……と、なんとも言えない気持ちになりました。これなら献血ルームでやったほうが得じゃん……みたいな……。

というわけで、何がいいたいかっていうと、私の経験からの話になっちゃいますが、献血って場所や施設によって対応にかなり差があると思います。件の増田はハズレに当たってしまったんだなーと思うし、そういう圧迫面接みたいな献血ばかりじゃないので、ひどい経験をしたことは本当に残念と思うけどここで挫けないでほしい…!ブコメ見てたらネガティブな物が多かったので、そういうトコロばかりじゃないよっていいたいのでした。

それと同時に拠点間の対応の格差はどうにかならんの?っても思いますけど、そこは赤十字に任せるしか無いのでしょう…。

と、とにかく献血に興味ある人は献血バスよりも献血ルームがお勧めだよ!!初めての人は特に!!特にっていうか絶対にルームにしときな!

個人的に献血する気持ちは大事にしてほしいし、献血に対して悪いイメージが先行してほしくないので、ぜひルームでの献血をオススメしたいのだ……。

ついでに仙台だと献血バスは基本400mlのみらしい。この辺も都道府県によって差がありそう。

miyagi.bc.jrc.or.jp

ちなみに

成分献血で倒れたことがある

一回だけ献血で倒れたことがあるんです。200ml献血にもだいぶ慣れて、そろそろ成分献血に挑戦してみようかなと思った18歳の夏(多分)。
ぶっとい針(多分17G?とか)を左腕に刺され、血を抜かれると同時にに血小板を抜かれた血液が戻ってくる様子を眺めていたら、急に気分悪くなって倒れました。目の前が文字通り暗転した。びっくりした。

「すみません、なんか、気分悪いでs あ」

って呟きながらダウンしたら、寝たまま救護室?みたいなところに連れられて。

若くて美人の女医さんが診てくれました。……???天国か・・・???

診断結果は貧血ってことで献血を止めて帰ることになったんだけど、その後の対応の良さにびっくりした。
「タクシーチケット」なるものを支給されて、三越の前からタクシーに乗って帰されたんです。
「て、定期あるんで大丈夫ですよ…?」って言ったらスタッフさんが
「危ないから念のため。タクシー乗って帰ってくださいね」って言うので、お言葉に甘えて…。高校時代でタクシー使って帰ったのは、後にも先にもこれが最後でした。因みに倒れた原因は貧血の他に極度の緊張とか、血液戻すのが体に合わない?とか色々理由があるらしいっす。これ以来成分献血は怖くてやってません。

この倒れた事件から献血が怖くなってしばらくお休みしてたんだけど、山形の献血ルームで再デビュー(200ml)。さらに宮城に戻ってきて、仙台アエルで再デビュー。しようと思ったら、、、

その次は体重制限に引っかかる

次は体重制限に引っかかってしまいました

宮城県赤十字では以前、女性でも40kgあれば200ml献血ができたんです。
でも、献血する人の健康面を考慮して?一律45kg以上になってしまって(T_T)

お知らせ | 宮城県赤十字血液センター

いまも体重足りないので、強制おやすみコースを辿っています。。。
あ、ちなみにこの体重制限は都道府県によって差があるようで。

埼玉県赤十字血液センター | 献血が出来る方の基準

例えば埼玉では、女性も40kgから献血可能だそうです。
もちろん体重と血液の量は関係してると思うので、基準ギリの場合は避けたほうが無難だと思うけどね…(私も40kg制限のときに42kgで行ったら「ギリギリだねぇ~^^;」って言われました)

献血の条件は厳しい

行ってみると分かるんですけど、献血って条件めっちゃ厳しいんだよね。
体重制限でダメとか、血が薄くてダメとか、薬飲んでるからダメとか、不特定多数の異性との性交渉でダメとか(分からなくもないけど)、海外旅行でダメとか、なんか色々条件があるんです。
それらの条件を全てくぐり抜けたほんの一握りの人間しか献血できない、(しかも200ml<<<400mlを求められる)っていうシステムで、、、。

もちろん献血される側になったら条件厳しいに越したことはないんだよなーと思うけど。(適切な条件満たしてない血液を輸血してほしくはないよね(´・ω・`))

もう少し柔軟に対応できたらいいよね、と思うのでした。