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ついに休刊!もう一度読みたい雑誌「おひさま」の連載10選

「おひさま」という本をご存知だろうか。

小学館から出版されている、幼児向けの絵本雑誌である。

幼稚園の頃から本を読むのが好きだった私は、小学校に入るまでこの雑誌を愛読していた。(なお、小学校から定期購読は「りぼん」に移った)

そのとき読んでいた話が、この歳になって懐かしくなったので、メモしておきたい。

というわけで、題して

もう一度読みたい!なつかし絵本「おひさま」の連載10選

ファンファンファーマシィー

 こちらは90年代に「みいファぷー」という番組枠でアニメ化されたので、名前をご存じの方は多いかと思う。

しかしアニメと原作は全くの別物なので、アニメの記憶がある方はそのまま幸せな記憶にとどめておいたら良いと思う。

ファンファン・ファーマシィー (おひさまのほん)

ファンファン・ファーマシィー (おひさまのほん)

 

原作のふきこさんはわりと不気味だ。絵柄が。ていうか髪型がどう見てもロックバンドのギタリストだ。

GiGS (ギグス) 2014年 01月号ふしぎなファンファン・ファーマシィー (おひさまのほん)

しかも主人公はぽぷりちゃんじゃない。なつみちゃんだ。いいか。ファンファンファーマシィーの真の主人公はなつみちゃんだ。覚えておいてくれ。なお なつみちゃんは、ぶっちゃけどこにでもいそうな女の子って感じだ。で、原作でも話の基本は変わらないが、ふきこさんの髪型がとにかくロックバンドのギタリストだ。絵柄のせいもあるが、ロックバンドのギタリストだ。パープルな無重力ヘア。ボンバーヘッドだ。

アニメでキャラがかなりデフォルメされたのは大正解だったと思う、が、ふきこさんのパープルボンバーヘッドが改善されることはなかった。変わらないもの探していた。あの日のふきこさんを忘れはしない。

ぶらぶらばあさん

ぶらぶらばあさん (おひさまのほん)

おっぱいぶらぶらヌーディストのおばあさんが繰り広げるちょっとヤバくていい話。シュールな世界観と絵柄がよくマッチした、ここ10年で最高の味わいの絵本。

見りゃわかるけど絵柄がやばいんだよね。ばあさんのおっぱいがへちまおっぱいなんだよね。若いときはさぞかし巨乳だったのだろう。誰か薄い本はよ。

へんてこらいおん

ゆうちゃんとへんてこライオン (おひさまのほん)

ゆうちゃんとへんてこライオン (おひさまのほん)

 

おひさまの代名詞といっても過言ではないだろう。

へんてこなライオンの話である。字が大きく話も短く、特段心に残っているエピソードはないが、あの絵柄だけは忘れられない。絵本ってきっと、そういうものなんだと思う。

へんてこライオンがいっぱい (おひさまのほん)

しかしいっぱいいても困る。

ミラクルクレヨンのクレヨンまる

魔法のクレヨンを持ったCrayon丸と、その仲間たちのEveryday愉快ドタバタ爽快痛快ストーリーである。

私はチョコレート・クレヨンの話の印象が強い。チョコレートで出来たクレヨンが発明されて、食べてもおいしいし絵を書いてもおいしい、という話である。チョコペンではなくクレヨンなのである。

このクレヨン、書いたものが実物化する、みたいな設定があったと思うが、よく思い出せない。ご存じの方がいたら教えてほしい。

スージーちゃんとマービー

NHK天才てれびくん枠で5分アニメが放映されたので、ご存じの方も多いかと思う。早くみんなで一緒に食べたいな~♪フンフフフンフフできったっかな~♪Happy~Happyハッピーフンフフフ~ン」というキュートでポップなOP曲が有名。

www.youtube.com

絵本雑誌について語り始めてわずか10行のところ申し訳ないが、これは漫画である。ひとことで言うと、スージーちゃんとマービーの姉弟と犬によるほのぼのハートフルストーリー。

とにかく絵柄が可愛く、色使いもパステル調でやわらかく、女の子の好きなモノがたくさん詰まっているような夢いっぱいの漫画だった。

私が好きだったのは、スージーちゃんのスカートの話。

近所のマダムに新しいスカートを縫ってもらったスージーちゃん。ウキウキした気分で外に出かけると、マービーと犬がやってきて、スージーちゃんの回りで駆けまわる。そのとき、オモチャの先がスカートに引っかかり、スカートはビリビリに敗れてしまう。これが服ビリビリという性癖に出会った瞬間である。

お気に入りのスカートが破れてしまい、スージーちゃんは泣いてしまう。近所のマダムにせっかく作ってもらったのに、すぐに破いてしまって申し訳ないわ……。スージーちゃんはとても心のやさしい子なのである。

そこでマダムが登場。「あらあら、これは大変」そういってマダムはスカートを手に取り、なにやらちくちく細工をし始める。しばらく経って「さあ、これでもう大丈夫よ」と微笑むマダム。

スージーちゃんのスカート、その破れた部分には、可愛い赤のアップリケが貼られていた。前よりも可愛くなってスージーちゃんもごきげん。めでたしめでたし。

イイハナシダナー

おおおとこエルンスト

おおおとこエルンスト―うみにいく (おひさまのほん)

おおおとこエルンスト―うみにいく (おひさまのほん)

 

こんなの覚えてるの私しかいないんじゃねって感じ…。

タイトルの通り大男のエルンストがあちこち旅をする話。チョコレート色の肌がおいしそうだなってずっと思ってました。いまでも「エルンスト」の名前を見ると彼を思い出します。

うさぎのさとうくん

うさぎのさとうくん (おひさまのほん)

うさぎのさとうくん (おひさまのほん)

 

うさぎのさとうくんの何気ない日常を綴った話。絵がシンプルでよかった。

世界観がファンタジーでふわふわしててとってもステキ。さとうくんの住む世界は、綺麗な宝石ばかり集めた宝箱のようだった。

紅茶の海があったり、森の氷を食べるといろいろな味がしたり…。実際にあったら絶対インスタグラムにあげたい景色ばかり。

私が一番好きだった「もりのこおり」という話、こちらのブログにありました。リンクさせていただきます。

クリスマス おすすめ 絵本 その3 のなかみ|kidsbookworm

これの最後!「いろんなこおりをミルクに浮かべて飲む」ってやつ!めちゃくちゃおいしそうじゃない???絵本の中の食べ物って、どうしてこんなに美味しそうなんだろう。

 あと、「こうちゃのうみ」の試し読みがありました。絵も話もとっても美しいので、大人のあなたもぜひ読んでみて。ゆるふわガールが夢見てる世界の原点って、こんな感じだと思います。

ちびねこ

ちびねこ (おひさまのほん)

ちびねこ (おひさまのほん)

 

 これもかなり可愛らしいお話。猫耳ロリの女の子が人間の世界でごろにゃんごろにゃん過ごすお話。ていうか今思えばケモナー歓喜なのでは???ほんとロリロリしてて甘くて可愛らしくて、きらきらの砂糖菓子を食べてるようなお話だよ。 

っていうか今調べたら、このちびねこちゃんって「綿の国星」の続編だったー!!!知らなかったー!!!大島弓子センセーだったのかー!!!

1994年から2006年に、続編「ちびねこ」が『おひさま』(小学館)で不定期に連載された。擬人化された雌の子猫・須和野チビ猫と、周囲の猫達や人間達の様子を描いた作品。

綿の国星 - Wikipedia

 もものすけ

もものすけのおさんぽ (おひさまのほん)

「○○しょもう!!(所望)」と叫ぶと、なんでも願いがかなってしまう不思議な男の子のお話。ひとことで言うとクソ羨ましい。そこそこ人徳もあり考えもしっかりしている青年なのでゆくゆくは「しょもう!!」の呪文で世界を手中に収めてほしい。

 おひさまアコちゃん

おひさまアコちゃん―あそびましょ (おひさまのほん)

明るく元気な「あこちゃん」の日常を綴ったほのぼのストーリー。この中では一番ノーマルというか、普通の絵本。わたしはみかんドロップの話が好き。おひさまの味がするみかんどろっぷ、私も食べたいなあ。

 以上!

愛読していたのは今から15年以上も前のことだが、割と覚えているもんだなあ。wikiを見たらいまでも連載しているのはへんてこらいおんしかないようで、ちょっと寂しくなりました。

むしろあのころから連載し続けているへんてこらいおんはまじでへんてこなのでは…すごいな。

--------------20160226追記--------------

Twitterにて「なんぎなたんけんたい」の情報をGET。確かにこんなのもあった…!!!